春の旬カルチョーフィ、今年の初収穫です!〜謎のこの形、一体何者!?
我が家の庭に植えたカルチョ―フィ、今年も初収穫です!
イタリアではクリスマス時期から早生もののカルチョ―フィが市場に並びますが、カルチョ―フィの本当の旬は春。
ちょうど春分の季節あたりから始まり、4月いっぱいくらいまで収穫できます。
最近では日本で見かけることも多くなったカルチョ―フィですが、見れば見るほど不思議な形ですよね。
一体何者なのでしょうか!?
我が家では春の風物詩であるカルチョ―フィの収穫ですが、アルマナッコでは初登場。
ということで、今回はカルチョ―フィの謎に迫ります!
カルチョ―フィの和名はチョウセンアザミ
イタリア語ではカルチョ―フィですが、日本では英語の「アーティチョーク」の方がなじみがあるかもしれません。
和名は「チョウセンアザミ」、キク科チョウセンアザミ属の多年草です。
原産は地中海沿岸で、紀元前から高級野菜として珍重され、ギリシャ・ローマ時代から栽培されてきました。
日本には江戸時代にオランダ人からもたらされたと言われています。
当時、鎖国中だった日本は、「朝鮮=外国」という意味合いがあったらしく、外国から来たアザミ、ということで「チョウセンアザミ」と名が付いたそうです。
朝鮮とはなんの関係もありませんのでご注意を。
カルチョ―フィは野菜ではなく花!
さて、この不思議な形をした野菜、、、とお思いの方。
カルチョ―フィ、実は野菜ではなく「花」なのです!
花、、、と思えばこの形も不思議ではないですよね。
重なっているところがガクにあたるわけです。
ちなみに収穫せずに放置すると、紫の美しいお花を咲かせます♪
春の旬カルチョ―フィは毎年生えてくる多年草
カルチョ―フィは1回根を植えると、毎年毎年、同じ場所になーんにもしなくてももっさもっさと葉をはやし。
いつしか、気が付くとニョキッ!と花が姿を現すのです。
毎年植える必要がないから、本当に楽ちん!
しかも、葉が出てくるのは冬の間。
冬季は雨が良く降るので、水を上げる必要もなし。
なんという優等生!
我が家ではこの家に引っ越してきた翌年、2017年にに根っこを5つ購入、適当に植えてみました。
そして春分の日前後になると収穫。
まさに春の訪れを告げる春の旬なのです!
デトックスの王様、カルチョ―フィ!
オットの実家でも春になると自家製のカルチョ―フィを収穫していたのですが、食べるタイミングはいつも食後。
パスタ、セコンド(メイン)をしっかりと食べた後に、いつも食卓に登場していました。
こんなにたくさん食べた後になぜカルチョ―フィ?と思っていたのですが、実はこれはとっても理にかなった食べ方で。
カルチョ―フィにはデトックス作用、利尿作用があるらしく。
なるほどー!
それが故に、たくさん食べた後に、消化促進としてカルチョ―フィを食べていたわけですね!
そのほかにも
・コレステロール値を下げる
・アンチエイジング
・水溶性食物繊維が多く便秘解消に
・高脂血症、糖尿病予防
などなど、いいこと尽くしのカルチョ―フィ。
炭水化物量が多いのがちょっと気になるところですが、カルチョ―フィを食べたことがある人はお分かりかと思いますが、何せお花。
大きさはビッグですが可食部は少なく、そんなに気になるほどの摂取量ではないでしょう。
いや、いいこと尽くしのカルチョ―フィ!
ちなみにカルチョ―フィの葉にも、同じような作用があるらしく。
イタリアのハーブ屋さん(エルボリステリア、といいます)では、デトックスティーと言えば、カルチョ―フィかフィノッキオのハーブティー。
私も飲んだことありますが、利尿効果がすごいんです!
今年は我が家のカルチョ―フィの葉を干して、自家製ハーブティーを作てみようかな〜、と目論見中です。
++
日本でも、ほろ苦くてデトックス効果があるものが多い春の旬。
冬の間に体に溜まった毒素を排出させようとしてくれているのでしょう。
素晴らしいですね、自然界って!
今回は、カルチョ―フィの正体について書きましたが、一体、どうやって食べるの〜?と思っている方も多いはず。
それはまた次の機会に、、、。
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